この小さな機関車は１９１１年にドイツのオーレンシュタイン・ウント・コッペル社(Orenstein & Koppel OHG)が製造しました。
ナロー鉄道ファンにはとても有名な機関車で、現在も新潟県上越市のくびき野レールパークにて保存されております。

出品は珊瑚模型の１／４８の真鍮製の模型です。
軌間は16.5ミリですので、１６番やＨＯゲージなどで一般的に使用される線路を使用して走らせることが出来ます。
走行させるためには、一般的なＤＣパワーパックが必要です。特別容量の大きなものでなくとも走ります。

複数のギアを介して車輪を回すので、現代の完成品の模型機関車に比べるとギアノイズがあります。
実際の蒸気機関車は車輪に動力を伝導する弁装置に「アラン式」という機構を採用しています。
その機構を模型でも再現しているため、一般的な蒸気機関車に採用されている機構にくらべて、ロッド類のユニークな動きを見て楽しむことが出来ます。

基本設計は４０年以上前の製品で、初代モデルが発売されたのは１９８１年です。
出品のモデルは回転窓やエキセントリックロッドの後端にニコちゃんマークが表現されるなど、２０１７年に改良再販されたものです。

ＩＭＯＮやトーマモデルワークスでも製品化されましたが、それらは１／８７のＨＯナローでした。
本製品は１／４８のＯナローですので存在感がはるかに大きく、ながめながらオンザロックを楽しむことができるでしょう。
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